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自分でもできる?!お風呂の蛇口・シャワー水栓の交換方法を紹介! 

蛇口やシャワー水栓から水が漏れている

交換作業って自分でもできるの?

その疑問を解決します。

  • 水栓やシャワーの付け根からの水漏れ
  • ハンドルを回しても水が止まらない
  • サビや水垢で汚れている

このような理由で、蛇口・シャワー水栓の交換を検討中の方の多くは、はじめて水栓の交換に挑戦するのではないでしょうか。

この交換を水道業者に依頼すると、約10,000〜20,000円程度の基本料金に加えて蛇口本体の料金が加算されます。

また、業者によっては出張費がかかる場合はあるので、基本料金+本体・部品代+出張費などを含めた費用で検討する必要があります。

増税や何かとお金のかかるこのご時世、節約できるものは節約をして出費を極力抑えたい!というのが本音ではないでしょうか。

私も出費を抑えたい気持ちで、水栓の交換に挑みました。

実は、この蛇口やシャワー水栓の交換作業は業者に頼らなくても自分で交換することができるんです。

私もそうですが、蛇口やシャワー水栓の交換をした経験がある方はそんなに多くないですよね。

慣れない水回りの作業となれば不安ですし、何が必要なのか分かりません。

この記事では、

「お風呂の蛇口・シャワー水栓の交換のタイミング」

「作業の前に確認すること」

「蛇口・シャワー水栓の交換方法」

について紹介します。

 

お風呂の蛇口・シャワー水栓の交換のタイミング

 

お風呂の蛇口は長時間使用しているうちに劣化していきます。

なにか大きなトラブルが発生しない限り、蛇口の劣化には気づかないですよね。

まずは、お風呂の水栓回りを確認してみましょう。

  • お風呂の蛇口から水がポタポタたれる
  • ピタッと水が止まらない

そんな症状が起きていませんか。

このような場合は、蛇口の修理交換が必要な状態かもしれません。

修理をするのか交換が必要なのか、自分で作業をするのか業者に依頼するのか確認する必要があります。

なので、事前にお風呂の蛇口やシャワーの交換するタイミングについて把握しておきましょう。

サーモスタッド混合水栓を長期間使用している

サーモスタッド混合水栓とは、給湯温度や水圧に変化があった場合でも吐水温度を一定に保つように自動温度調節機能付きの水栓のことです。

サーモスタッド混合水栓の寿命は、約10年~20年とされています。

  • 10年以上サーモスタット混合水栓を使用している
  • 水栓を閉めても水が止まらない

このような場合は、交換を検討しましょう。

蛇口を閉めても吐出口やシャワーから水がでる

ハンドルを回して水を出すツーバルブタイプの水栓は、蛇口のコマパッキンケレップと呼ばれる部品が内蔵されていています。

このケレップは吐出口へ水が出るのを直接せき止める役割を果たしていて、先端のゴムが劣化してすり減ると水漏れの原因になるので注意しましょう。

サーモスタッド混合水栓の場合は、ケレップの代わりに止水バルブが内蔵されています。

ケレップを同様に、止水バルブが劣化した場合にも水漏れの原因になるので注意しましょう。

メーカーや製品によって対応する止水バルブが異なるので確認が必要です。

シャワーとカランの切り替えができない

お風呂についている蛇口の多くは、「切り替えバルブ」または「ハンドル」という部品でシャワーとカランが切り替わります。

この切り替えバルブが劣化するとシャワー使用時にカランから、カラン使用時にはシャワーからポタポタと水が漏れる可能性があります。

水が垂れる場合には、水栓の交換を検討しましょう。

私の場合、使用していない時にも水栓の回りに水たまりできていることに気づき、交換をすることにしました。

温度の調節が安定しない

サーモスタッド混合水栓には温度調節ユニットが内蔵されています。

この温度調節ユニットが劣化すると、温度をうまく調節することができなくなるので注意しましょう。

温度調節ユニットの修理や交換は、専門の業者に依頼することをおすすめします。

その他

シャワーホースや水栓と壁の境目などから水漏れが発生します。

日頃から、「水栓使用時」または「不使用時」に水が漏れていないか確認しておくと安心ですね。

 

作業の前に確認すること

新しい蛇口を選ぶ際に確認しておきたいことは、蛇口の取り付けタイプです。

お風呂の蛇口の取り付けタイプ新しい蛇口の取り付けタイプが同じでないと、交換はできません。

まずは、蛇口の取り付けタイプをしっかり理解しましょう。

お風呂の蛇口のタイプは、2種類があります。

  • 壁付き水栓
  • 台付き水栓

では、それぞれについて紹介します。

壁付き水栓

  • 一戸建てやマンションに多い
  • 取り付け穴が壁に2つ
  • 取り付け穴の幅が12cm~21.5cm

壁の中にある給湯管・給水管にそれぞれ接続されているハンドルがあり、蛇口で湯温を調整する場合は2つのハンドルをひねります。

シャワー側と蛇口(カラン)側のどちらから吐出するのかは、専用レバーで切り替えます。

壁付きの蛇口を交換するには、2つの脚(偏心管)の角度を調節して本体が水平になるように取り付けましょう。

台付き水栓

  • ホテルやアパートに多い
  • 蛇口がデッキの上についている
  • 取り付け穴の幅が85mm105mm120mmの3種類

蛇口が浴槽の縁に設置されているタイプです。

蛇口の交換をする際は、浴槽の外側にある点検口を開けて作業をします。

交換自体はそれほど難しくないですが、暗くて狭い場所での作業になるので自分で交換するのは難しいかもしれません。

プロが使用する工具が揃っていなかったり、蛇口の交換に不慣れな場合は負担が大きい場合があるので注意が必要です。

どの種類かわからない場合

特殊な取り付けタイプの可能性があります。

間違った蛇口を購入してしまうとそれこそ無駄な出費になってしまうので、無理せず業者へ交換を依頼しましょう。

業者の方ならお風呂に適合した蛇口を間違いなく選んでくれますし、短時間で交換作業が終わりますよ。

お風呂の蛇口が劣化して交換をする場合でもなるべく費用を抑えたいですよね。

蛇口を交換する際は、壁付きタイプと台付きタイプで費用に差がでます。

取り付け穴が1つのタイプと2つのタイプでも工事内容や費用が異なるので、分からない場合は専門業者への依頼を検討しましょう。

パッキンなどの交換の場合

自分で交換や低価格で修理が行える場合があります。

ただし、長期間使用していて寿命が迫っている蛇口は、修理をしてもすぐに他の部分が壊れてしまう可能性があります。

修理を重ねて追加費用が発生する場合に比べると、新しい蛇口に交換した方が費用を抑えられることもあるので注意しましょう。

何度も修理をするのも大変だし、不便ですよね。

温度が安定しない・水栓レバーの動きが悪い場合

このような場合は蛇口自体を交換をすることがおすすめです。

お風呂の蛇口は、インターネット通販やホームセンターなどでも販売されています。

業者に頼んだ場合に比べて低価格で購入できることが多く、自分で交換できる場合には費用が抑えられますよ。

 

蛇口・シャワー水栓の交換方法

まずは、蛇口交換を行う際に事前にある程度の工具やアイテムを準備しておく必要があります。

必要なもの

  • 新しく取り付ける蛇口
  • モンキーレンチまたはウォーターポンププライヤー
  • シールテープ(壁付きの場合)
  • 立体水栓取り付けレンチ(台付きの場合)
  • ドライバー
  • タオルまたは雑巾
  • 歯ブラシ
  • カッター

プライヤーはキズを付けないために、挟み込む部分にプラスチックがついたものを用意しましょう。

モンキーレンチを使用する場合は、キズを付けないためにタオルなどを挟んで作業をしましょう。

では、壁付き水栓と台付き水栓の交換方法を紹介します。

壁付き水栓の交換方法

step
1
水道の元栓を閉める(時計回り)

step
2
ホースやスパウトを外す

step
3
取付脚から水栓本体を外す

step
4
壁から取付脚を外す(反時計回り)

壁の中の配管を破損させないように注意してください。

接続部分のサビや汚れ、テープなどのゴミが付いていないか確認してキレイに掃除をしましょう。

step
5
新しい水栓の取付脚にシールテープを巻く(時計回り)

ネジの隙間からの水漏れを防止するために、約5~6回巻き付けてしっかり抑えましょう。

step
6
取付脚を壁に取り付ける(時計回り)

少しでも反時計回しにしてしまったら、シールテープを巻き直してください。

step
7
水栓本体を取付脚に取り付ける

本体が水平になるように調整しながら取付脚に取り付けましょう。

温度調節ができる方が左側、シャワーの切り替えを右側に取り付けます。

手である程度ネジを締めたら、仕上げはウォーターポンププライヤーでしっかり締めましょう

step
8
ホースやスパウトを取り付ける

step
9
水の元栓を開けて水漏れがないか確認をする

慣れない作業で時間はかかりましたが、この動画を見ながら無事交換をすることができましたよ。

台付き水栓の交換方法

step
1
水道の元栓を閉める(時計回り)

step
2
点検口を開ける

ドライバーで点検口を開けると、台付き水栓の裏から伸びるホースと水やお湯の給水管があります。

step
3
台付き水栓を外す

プライヤーでナットを緩めてホースと給水管を取り外して下さい。

ナット部分にホースカバーが付いている場合はカッターなどで切り込みを入れて取り外しましょう。

台付き水栓は裏側からナットで固定されていることが多いので、立体水栓取り付けレンチを使用して取り外します

ナットが外れたら水栓本体を引き抜き、接続部分のサビや汚れをキレイに掃除しましょう。

step
4
新しい蛇口の台を取り付ける

外した時と同じように裏側からナットを固定します。

新しい蛇口の台は、止水栓の役割を果たすものもあります。

その場合は、取り付けが完了したら必ず止水栓を開け閉めして開通のチェックをしましょう。

step
5
水栓本体を取り付ける

新しい蛇口の台と水栓本体をつなぐナットを締めて固定し、蛇口から伸びるホースと給水管を接続します。

給水管とのつなぎ目のパッキンが劣化でボロボロになっている場合は、新しいパッキンに交換して給水管とホースを取り付けましょう。

新しいホースカバーが付属している場合は新しいホースカバーをかけて固定します。

step
6
スパウトやホースを取り付ける

新しい水栓のスパウトやシャワーホースなどを取り付けます。

台を覆うカバーが付属している場合は、カバーを取り付けましょう。

step
7
点検口を閉じる

step
8
水道の元栓を開ける

点検口や中の給水管の配置によっては、ナットの取り外しや締め付けが難しい場合があります。

その場合は無理に作業をせずに、業者に依頼をしましょう。

 

自分でもできる?!お風呂の蛇口・シャワー水栓の交換方法を紹介!:まとめ

まとめ

  • 蛇口やシャワー水栓から水漏れ、止水できない、サビや水垢で汚れている場合は、修理・交換を検討しましょう。
  • 業者に依頼すると、基本料金(約10,000~20,000円)+本体・部品代+出張費がかかる。
  • 修理や交換は状態により自分で出来る場合は費用を抑えることができる
  • 水栓の種類は「壁付き水栓」と「台付き水栓」の2種類ある。
  • 作業工程はそれぞれあまり難しくはないが、専用の工具を用意する必要がある。
  • 水栓の種類が分からない場合、作業に不安がある場合は無理に作業をせずに業者の方に依頼しましょう

蛇口やシャワー水栓の水漏れ、交換方法について紹介しました。

ご自宅の水栓の種類、水漏れや交換・修理が必要な状態は確認できたでしょうか。

作業工程はあまり難しくはないですが、専用の工具が必要であったり作業場所が狭い・暗い場合があるので注意しましょう。

不器用な私でも水栓の交換をする事ができました。

ですが、節約のため出費を抑えたいという気持ちだけで無理に作業をしてしまうと、配管を傷つけてしまったり、種類を誤って購入してしまっては余計な出費になる場合もあるので注意してくださいね。

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