シャワーヘッド 手元止水

シャワーヘッドの止水で出しっぱなしに!水道ガス代は?注意点も解説

止水ボタンで水を止めたまま、蛇口を閉め忘れてしまった!なにか影響はある?

そんな疑問に答えていきます。

止水ボタンを押すと水が止まるし、何より楽ですし、元を閉めるのを忘れてつい長時間出しっぱなしにしてしまいがちですよね。

とはいえ、長い間そのままにしていることは良くない面もあります。

この記事では、

止水して元を閉めないと水道代ガス代はどうなるのか

注意した方がいいこと3点

止水ボタンを使うメリット2点

上記を踏まえて言えること

について解説していきます。

止水ボタンをよく使う経験のある方は、ぜひ読んでみてください。

【注意】元栓は閉めて!止水ボタンシャワーヘッドの意外な落とし穴

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止水機能とは

シャワーヘッドの中には、ヘッドにボタンが付いているものがあります。

手元でポチッとボタンを押すだけで、蛇口に手を伸ばさなくても水の流れをストップさせられて便利。

これがシャワーの止水機能です。

 

水道代とガス代はかかるか

止水ボタンで止水すると、水は止まるものの蛇口は閉まっていないので、出しっぱなしということになります。

こういう時、水道代とガス代はどうなるのでしょう。

結論からお伝えしますと、どちらもかかりません

水道代

水道のメーターが動くのは、シャワーから水が出ている時のみです。

ボタンで止水をしている間は、蛇口はひねっていますが水は止まっています。

この状態だと、水は流れていないのでメーターも動かず、水道料金はかかりません

ガス代

ガス給湯器が作動するのは、同じく水が流れている時のみです。

ボタンで水を止めている間は、この給湯器は作動していない状態です。

そのため、ガス代もかからなくなります

 

注意すべきこと

ここまでは、止水ボタンだけ押して蛇口を閉めなくても、水道代とガス代に影響はないとお話ししました。

これだけ聞くと、

じゃあ楽だしこれからも止水機能を使おう

と思ってしまいますよね。

水道代やガス代に影響がないなら使い放題だ、と感じるでしょう。

ですが、注意すべきことが3つあります。

ここからはそれを解説しますよ。

知らなかったために失敗してしまうことがないよう、しっかり理解しておきましょう。

水漏れしていないか確認する

劣化や故障などが原因でシャワーヘッドから水漏れしていた場合は、止水しても壊れた部分から水が出てきます

この状態だと漏れた水の分の水道料金がかかってしまいます。

以前私は、シャワーヘッドをよく確認せずに止水機能を使ったことがあります。

その時は便利だなと思いながら、ただなんとなく使っていました。

ですが、後日、水道代の請求を見て「えっ」と驚きました。

いつの間にか水が漏れていたようで、その分の料金がかかっていたのです。

水漏れしていた分の料金も払わなければならず、予想外の出費となってしまいました。

それ以来、同じようなことが起きないよう、シャワーヘッドの状態はこまめに確認するようにしています。

せっかく止水ボタンを押したのに、水漏れに気づかなかったせいで知らないうちに水道代がかかってた

なんてことにならないように、シャワーヘッドから水漏れしていないかどうか、きちんと確かめておきましょう。

止水の機能を使いすぎない

止水ができるシャワーヘッドは、とても便利です。

蛇口で操作するとなると、しゃがんで蛇口のところまで手を伸ばさないといけません

例えば、立ったまま頭を洗っている時など。

しゃがんで、蛇口をひねって、また立って、という一連の動作が必要になります。

特に、仕事終わりなどは疲れていて動きたくありませんよね。

そういう時はちょっと動くだけでも面倒くさい。

ですが、だからといって止水機能をあまり多く使いすぎると、だんだん古くなり故障につながります。

故障して使えなくなると交換する必要があります。

そうなると、交換するためのお金と時間がかかって大変ですよね。

前に古くなった時、交換したことがあるのですが、費用がかかる上に作業も慣れていませんでした。

調べながらなんとかできたものの、思いのほか苦労しました。

交換する手間を省くために、止水ボタンはあまり使いすぎないことをおすすめします。

止水はあくまで一時的なもの

止水機能は、あくまで一時的に使うものです。

ちょっとの間だけ水を止めるならいいですが、長時間止めるのには適していません。

なぜなら、止水ボタンを押しても元は止まっていないので、水圧がかかってしまうからです。

ヘッドやホースには水が流れたままになっていて、中に圧がかかるのは良くありません。

シャワーヘッドの本体は金属でできていますが、それとは反対に、ホースは柔らかい素材でできています。

このホースに水圧がずっとかかっていることで、だんだん破損していきます。

そのため、止水ボタンを押しただけの状態をずっと続けてしまうと、故障しやすくなり水漏れにつながります。

私は今まで、つい止水だけしたまま放置してしまいがちでした。

その時は、止水機能は簡単に水を止められて、長い時間好きなだけ使える便利なものだと思い込んでいました。

ですが、ある日調べ物をしていて上の事実を知りました。

今までは止水機能を頻繁に使い続けていたので、シャワーホースは水圧で確実に痛んでいます。

もっと早く知っておけばよかったと後悔しました。

それからは、使うのはわずかな時間だけにとどめるようにしました。

止水はあくまで、一時的に水を止めたい時のものだと考えて、長い間使わない時は忘れずに元を止めましょう

 

とはいえメリットもある

ここまでは、止水機能についての注意点を3つお伝えしました。

止水ボタンは一見すると便利ですが、気をつけることは意外とたくさんありますね。

中には、「注意すべきことが色々あるから、蛇口を閉めず止水ボタンを押したままなのはやめた方がいいかも…」と思った人もいるかもしれません。

でも、ちょっと待ってください。

止水することにはメリットもあります

ここからは、止水機能を使うことのメリットを2つ説明します。

楽で便利

止水ボタンはシャワーヘッドについていて、短い間だけ水を止めようと思った時に楽です。

蛇口に手を伸ばさなくても、手元にあるボタンを押しさえすればいいので便利

頭を洗うわずかな間だけ水を止めたい

すぐ使うからわざわざ蛇口を閉めたくない

こんなふうに、一時的に水を使わない場合には、止水ボタンを押すことで簡単に水を止められます。

節水の効果あり

止水ボタンがついていることで、節水の効果も期待できます。

もし蛇口でしか水の流れを操作できないと、つい出しっぱなしにしてしまいがちです。

ですが、止水機能があると手元でボタンを押すだけでいいので、こまめに水を止める癖がつきます

蛇口で操作するというちょっとした一手間をなくすことが、節水になるのです。

もしこまめに水を止めないでいたら、積み重なってその分水道代が増えてしまいます。

過去に、私は止水ボタンなしのシャワーヘッドを使っていたことがありました。

その時は、いちいち蛇口をひねる必要があり、短時間ならいいやと水を出しっぱなしにすることがしょっちゅうでした。

節水という意識はあまりなく、水道代もその分かかっていました。

それが、止水機能つきのシャワーヘッドになってからは、わずかな時間でも水を止めるようになりました。

その結果、節水の癖がついて水道料金も減少していきました。

このように、止水ボタンがあることで節水につながり、それが水道代を減らすことにもつながります。

 

注意点やメリットを踏まえて

ここまでは、止水ボタンで水を止めることの注意点やメリットをお伝えしました。

上記を踏まえると、

  • 水漏れなどの異常がなくて
  • 少しの時間だけ水を止めたい

という場合には

便利で節水にもなるので手元の止水ボタンは使った方がいい

ということが言えます。

シャワーヘッドについている止水ボタンは便利で、元を閉めるのを忘れがちになります。

ですが、上でお話ししたように注意すべきこともあるので、長い間止水を続けるのは控えるようにしましょう

 

シャワーヘッドの止水で出しっぱなしに!水道ガス代は?注意点も解説:まとめ

まとめ

  • シャワーヘッドの止水機能は、手元のボタンを押すだけで水を止められるもの
  • 止水ボタンだけで止めていても、水道とガスの料金はかからない
  • ただし、止水ボタンを使う時は水漏れしていないかを確かめる
  • 止水機能はたくさん使うと古くなっていくので使いすぎないように
  • 水圧がかかると水漏れにつながるので止水はあくまで一時的なもの
  • 短時間だけ水を止めたいなら止水ボタンは楽で便利
  • 手元のボタンでこまめに水を止めることで節水になる

この記事では、止水機能付きシャワーヘッドの水道代ガス代への影響、使う時に注意すべきことなどをお伝えしました。

止水ボタンはお手軽で便利ですが、長い時間水を使わない時は元を止めるなどして、状況に合わせて使い分けていきましょう。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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