大丈夫ではありません。
止水ボタン付きのシャワーヘッドは、ボタンを押すだけで水を一時的に止めることができる便利なアイテムです。
しかし、使い方を間違えたら思わぬ事故に繋がります。
この記事では、以下のことを解説します。
元栓を開けたままにしておくと止水ボタン付シャワーヘッドはどうなるのか
ボタン付きシャワーヘッドのメリット、デメリット
デメリットの解決方法
止水ボタン付きシャワーヘッドの思わぬ落とし穴を発見して、自分に本当に合っているシャワーヘッドを見つけましょう。
メモ
光熱費の見直し、最近やりましたか?
節約はもちろんしたいけど何から手をつけていいか分からない。
そんなとき、まずはまとめて見直しをやってみて。
電気・ガス・水道・ネット
これらを全部まとめて節約できちゃうかも。
月2000円の節約ができれば年24000円。大きいですよね
目次
元栓を開けたままにするとどうなる
答えは、ホースが爆発してシャワーヘッドが吹っ飛びます。
大げさに聞こえるかもしれないですが、本当なのです。
シャワーヘッドをボタンを押すことで節水できるタイプのやつに変えたのだけれど、早速使ってみたら水圧に耐えられなかったのかヘッドが爆散した
髪洗ってる最中で目を瞑ってたから状況が理解できず、水道管でも爆発したのかと思った
— うめぼ氏 (@bums_82) April 19, 2022
なぜかというと、シャワーヘッドの付け根部分とホースに水圧がかかり続けるからです。
水圧に耐えることができず、シャワーヘッドが飛んでいってしまいます。
なんだかイメージしずらい、という方は想像してみてください。
鼻をつまんだ状態で鼻に息をかけつづけてみてください。
鼻をつまんでいる指の近くに圧を感じるのではないでしょうか。
つまんでいる手が止水ボタンで、息を水とします。
鼻がホースやシャワーヘッドの付け根であるとイメージすれば伝わりやすいかと思います。
またホースにも大きな負担がかかります。
ホースは、シャワーヘッドの付け根とは違って金属製ではありません。
柔らかい素材であるため、その水圧に耐えられず穴が空いてしまう可能性もあるのです。
余談ですが、この時にかかる水圧は3キロほどだと言われています。
私は今1歳の子供がいますが体重は約1キロです。
よちよち歩きの子供3人分がいきなりのしかかってきたら大人でもつい悲鳴をあげてしまいますよね。
シャワーヘッドにもホースにも、そして持ち主にも危害が及ぶので、ボタンを押したまま元栓を閉め忘れてしまうことは厳禁です。
ボタンを押してから元栓を止めるのも間違い
実はその順番は、故障につながる可能性があるのです。
止水ボタンを押してから元栓を止めると、シャワーの配管に水圧がかかった状態のままになります。
つまり、水圧がかかるわけではないけど逃がすこともできないというあまり好ましいとはいえない状態になってしまうのです。
ホースの中の水を出し切ってから止水栓のボタンを押すようにしましょう。
元栓閉めれば問題なし。ボタン付シャワーヘッドのメリット2選
確かに、今までは止水ボタン付きのシャワーヘッドにのみ起こりうる事故について説明してきました。
しかし、止水ボタンがついているシャワーヘッドは使い方さえ間違えずにしっかり元栓を閉め忘れなければとても便利なアイテムです。
このような方には、ボタン付きシャワーヘッドのメリットをより感じられます。
節約したい主婦
手に持ってシャンプーすることが習慣化している人
ペットや子供を洗う機会がある人
足腰が弱い人
節水になる
シャワーを使うのは、水道代だけではなくガス代もかかります。
一般的なシャワーの場合、1回のシャワーを10分使ったとすると、水道代は23円、ガス代は32円かかり、合計で55円かかる計算です。(地域にもよります)
例えば4人家族の場合、1日にかかるお金は約220円です。
家族の中に娘さんがいたら、髪の毛のケアのためにさらにシャンプーの時間が長くなることも考えられます。
だからといってシャンプーをしないなんてことはできませんよね。
そこで止水付きボタンのシャワーヘッドを使えばこまめに水を止めてくれるので、節約に繋がります。
シャワーヘッドをフックに置いてから元栓まで手を伸ばす動作は約5秒かかります。
頭を濡らすとき、ボディソープを流し終わったときにこの動作を行うので、合計で10秒間は無駄な水を流しているということになるのです。
たかが10秒と思うかもしれませんが、年間で計算すると数千円は影響してきます。
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わざわざ手を伸ばして水道を止める手間が省ける
止水ボタンは、一時的であればボタンを押して水を止めることができる便利なアイテムです。
フックにシャワーを置いてから水を止めるという一手間が省けるのは嬉しいものです。
例えば、頭の近くまでシャワーヘッドを持ってきて流したいという人は多いのではないでしょうか。
頭から滝を流しながらフックにかけるのは煩わしいですね。
ペットを洗うときも、かがんだ状態からいちいち立ち上がってフックにかけるのは少し面倒に感じます。
それにシャンプー嫌いな子だったらフックにかけている間に脱走を図るかもしれません。
ほかにも、足腰が弱く曲げるのが大変という方にも、水を一度止めることで思わぬ事故を防ぐことに繋がります。
元栓の種類に注意
シャワーヘッドの元栓に逆止弁がついていない方は注意です。
なぜかというと、ボタン付きシャワーヘッドが使用できない可能性があるからです。
日常では中々聞かない言葉ですよね。以下についてお話ししましょう。
なんで逆止弁付きの混合栓でないとダメなのか
見分け方はあるのか
なんで逆止弁付きの混合栓でないとダメなのか
逆止弁がないと、水が行ってはいけないところへ逆流してしまいます。
お風呂の蛇口にはお湯と水それぞれの管があり、水が出る管の方が圧力が強くなるように作られています。
圧力というのは、強い方から弱い方へと流れていくのです。
ボタンで水を止めると、シャワーヘッドから出ることができなかった水は、強い圧力を持ったままお湯の管の方へ逆流してしまうのです。
このような逆流を防ぐために必要な部品が、逆止弁なのです。
元栓に逆止弁があるかどうかの見分け方
元栓に逆止弁があるかどうかの見分け方は、以下の通りです。
あてはまっていれば、元栓に逆止弁がついているといえます。
混合水栓にサーモスタットがついているか
カランとシャワーを切り替えるレバーに「止水」という表示がされているかどうか
サーモスタットとは、温度を調整するレバーのことです。
具体的に「40」といった温度の表示があるようなレバーであれば、止水弁がついているでしょう。
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元栓を閉め忘れない方法3選
元栓さえ閉め忘れず、適切な取り付けをしてあれば快適なシャワーヘッドライフを送れます。
ここでは元栓を閉め忘れないようにする方法3選をお伝えします。
最後に元栓を閉めるクセをつける
元栓を閉め忘れてしまうのはもう自分で意識して気をつけるしかありません。
いつかホースやシャワーヘッドが水圧に耐えられるような構造になるのを待つしかありませんが、まだまだ先だと思います。
また、家族がいる人は自分以外の家族にも閉め忘れないように注意する必要があります。
元栓を閉め忘れた際の恐ろしさはもう分かっていただけたと思うので、無意識に止められるようにしましょう。
もはやボタンを使わない
止水ボタンの意味があるのかと思ってしまいますね。
しかし意外とボタンを使わない人は居るのです。
私の夫は使いません。
夫の言い分によると、ボタンと元栓両方を使って水を止めるのが上手く使いこなせない。
慣れる前に諦めて元栓からしめるようにしてしまった。
とのことです。
ひょっとしたら家族で使用していると、中にはそのような人がいるのかもしれません。
しかし、ボタンを使ったがために、元栓を閉めたかどうか不安になるくらいなら使わない方が精神衛生上にも良いです。
また、止水ボタンが壊れるとホースにかなり大きい水圧がかかってしまいます。
使わなければ壊れないので安心です。
シャワーヘッドを交換してしまう
思いきってシャワーヘッドを交換してしまうのも1つの手です。
先ほども言ったように、止水ボタン付きのシャワーヘッドは節水効果があります。
中には美容効果や、塩素除去を強みとしているものもあるでしょう。
自分には止水ボタン付きのシャワーヘッドは合わなかったな、と思う方におすすめのシャワーヘッドを紹介しますので参考にしてみてください。
おすすめシャワーヘッド
ミラブルプラス
CMで話題の油性マジックもシャワーの水で落としてしまうという脅威の洗浄力を持つシャワーヘッドです。
節水効果もありますので、節水効果を期待している人におすすめします。
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アロマセンス
ビタミンCを水に含ませており、水に入っている余分な成分を除去してくれる機能をもっています。
さらに名前の通り香りを楽しむことが出来ます。
もはやシャワーヘッドという概念を覆した機能ばかりで、こんなシャワーヘッドが家庭にあるだけで女子力が上がった気分になります。
【注意】元栓は閉めて!止水ボタンシャワーヘッドの意外な落とし穴:まとめ
元栓を閉め忘れるととても危険
使い方さえ間違えなければ救世主のようなアイテムになる
もし合わないと感じたり、混合栓が対応していないのであれば別のシャワーヘッドを検討すべき
止水ボタン付きのシャワーヘッドはとても魅力のあるアイテムですが一長一短です。
自分に本当にあったシャワーヘッドを探してみましょう。