穴が詰まっているように見えるけど、これって重曹で綺麗にできる?
そんなお悩みにお答えします。
意外と見落としがちですが、シャワーヘッドは汚れが溜まりやすい場所の1つです。
実は、1か月に1回は掃除が必要と言われています。
毎日使うシャワーヘッドに汚れが溜まっているなんてゾッとしますよね。
そこで、重曹を使ったお掃除方法、お掃除に使える便利グッズについて解説します。
目次
シャワーヘッドの3大汚れをご紹介!
シャワーヘッドのつまりの原因はそもそも何なのでしょうか?
原因となる3種類の汚れについてご説明しますね。
お掃除の際には、汚れが持つ性質と反対の性質をもつ洗剤を使う事で、汚れを中和させ、綺麗に落とすことができますよ。
水垢
水垢は水道水が蒸発してミネラル成分が残ったものであり、シャワーヘッドに付着する汚れの7割を占めると言われています。
水垢が付くとその周りに水が溜まりやすくなることで、水垢の範囲を広げてしまうこともあり、シャワーヘッドの目詰まりや水圧低下の原因になります。
それに伴ってシャワーを浴びる時間が長くなり、水道代や光熱費がムダになるのもマイナスポイントです。
水垢はアルカリ性の性質をもつ汚れです。
➡酸性の洗剤やクエン酸で中和され、簡単に落とすことができます。
お家にない場合はお酢でも代用できますよ。
お酢を使ったお掃除方法は以下の記事で紹介していますので是非見てみてください。
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お酢を使う場合は、砂糖や醤油が入っているポン酢やすし酢、黒酢を使うとベタついてなかなか落ちません。穀物酢やホワイトビネガーを選びましょう。
石鹸カス
体や頭を洗うときにシャワーヘッドに石鹸やシャンプーの泡が跳ねて付着し、時間が経って固形化したものになります。
これは、石鹸の成分である「脂肪酸ナトリウム」と水に含まれている「カルシウム」が反応し性質が変化するために起こる現象です。
最初は柔らかい汚れですが、1度性質が変化してしまうと「金属石鹸」と呼ばれるくらい固くこびりつき、水だけでは落とせない汚れになってしまいます。
石鹸カスはアルカリ性の性質をもつ汚れです。
➡酸性の洗剤やクエン酸で中和され、簡単に落とすことができます。
お家にない場合はお酢でも代用できますよ。
皮脂
体や頭を洗う時に水や泡と一緒に皮脂が飛び跳ねてシャワーヘッドに付着します。
皮脂には脂質とタンパク質が含まれているため、水だけでは落とせないのが厄介なところです。
皮脂は酸性の性質をもつ汚れです。
➡アルカリ性の洗剤や重曹、セスキ炭酸ソーダを使うと綺麗に汚れを落とすことができます。
最近話題のオキシクリーンを用いた掃除方法については以下の記事で詳しく解説していますので是非見てみてください。
シャワーヘッドの汚れを「重曹・セスキ炭酸ソーダ」で掃除しよう!
シャワーヘッドには思っているより汚れが溜まりやすいことが分かっていただけたでしょうか。
重曹は家にある方も多いと思いますので、ここでは重曹とセスキ炭酸ソーダを使ったお掃除方法をご紹介します。
セスキ炭酸ソーダは重曹よりも強力な洗浄効果がありますので、重曹でも落とせない汚れがある時に使ってみるのがおススメです。
用意するもの
- バケツ
- お湯 1L
- 重曹 大さじ2杯
- セスキ炭酸ソーダ 大さじ1杯
- 使い古しの歯ブラシ、スポンジ、つまようじ
- 手袋
重曹には研磨作用があります。
シャワーヘッドの素材によっては重曹が使えないこともあるので、取扱説明書をよく確認してから行ってくださいね。
セスキ炭酸ソーダには強力な洗浄効果がありますが、刺激も強いため使用する時は必ず手袋をしてくださいね。
手順
- バケツにお湯を入れ、重曹(セスキ炭酸ソーダ)をよく溶かします。
- シャワーヘッドを分解し、部品を1に入れます。
- 1〜3時間放置します。
- 汚れがふやけているのを確認し、スポンジや歯ブラシでよく洗います。
- タオルでしっかり水気を拭きとります。
- 部品を元通りに組み立てます。
作業時間は10分位ですので、お仕事や家事の隙間時間にも簡単に出来ますよね。
シャワーヘッドを分解する時は部品をなくさないように気を付けてくださいね。
私は最初部品の組み立てにとても苦労しました。
組み立てるときに困らないように写真を撮っておくのもおススメです。
「重曹×クエン酸」の合わせ技で3大汚れを一気にお掃除!
シャワーヘッドには酸性の汚れ、アルカリ性の汚れがたくさん溜まっています。
酸性の汚れはアルカリ性の洗剤、アルカリ性の汚れは酸性の洗剤で落とすことができますが、毎日忙しいですし、出来る事なら一気に落としてしまいたいですよね。
これらの汚れを簡単に一掃できる重曹×クエン酸の合わせ技をご紹介します。
用意するもの
- バケツ
- お湯 2L
- クエン酸 50g
- 重曹 大さじ2杯
- 使い古しの歯ブラシ、スポンジ、つまようじ
手順
- バケツにお湯を入れ、重曹とクエン酸をよく溶かします。
- シャワーヘッドを分解し、部品を1に入れます。
- 1〜3時間放置します。
- 汚れがふやけているのを確認し、スポンジや歯ブラシでよく洗います。
- タオルでしっかり水気を拭きとります。
- 部品を元通りに組み立てます。
ブクブク泡が発生している様子は見ていても楽しいですので、お子様と一緒にお掃除するのもおススメです。
これらの方法を試しても汚れが落ちない場合は、いっそのことシャワーヘッドを買い替えても良いかもしれません。
最近は高性能なシャワーヘッドがたくさん売られていますので選ぶのも楽しいですよね。
以下の記事では、おススメのシャワーヘッドをご紹介していますので是非参考にしてみてください。
シャワーヘッドは重曹でお掃除!クエン酸との合わせ技もご紹介!:まとめ
シャワーヘッドの3大汚れは?
- 水垢:アルカリ性の汚れ➡酸性洗剤で中和
- 石鹸カス:アルカリ性の汚れ➡酸性洗剤で中和
- 皮脂:酸性の汚れ➡アルカリ性洗剤で中和
お掃除方法ご紹介!
- 重曹・セスキ炭酸ソーダを使ったつけ置きがおススメ!
- 3大汚れを一気に落としたい!➡重曹×クエン酸の合わせ技!